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Sweet Child O' Mine.
Romancing SaGa -Minstrel song.-

26.  それぞれの想い。

 しばらくすると赤毛の涙も一旦止んで、苦しそうな仕草も落ち着いたように見えた。しかし赤毛はその場を動かずに、じっとしていた。俺はその場を離れるわけにも行かず、ただ黙って赤毛の体調が落ち着くのをひたすら眺めていたのだった。彼女は俺に気を使っているのか

「……ごめんなさい、あたしなら大丈夫……。ホークさん、中に戻ってていいよ」

 などと言う。だがそんなわけにゃいかんだろう、と俺が返すとアイシャはまた下を向いてまた黙りこくってしまった。

 そのまま、また数分の間沈黙が続いた。口をつぐんだアイシャの横顔を見ていると、改めてその幼さを再認識してしまう。

「あんまり具合が善くならねえんなら、宿を取るか?」

 俺のそんな言葉を聞くと赤毛は首を横に振り

「大丈夫、すぐにここは離れるんでしょう?ジャミルはここに長居するとまずいみたいだし」

 そう拒否し、俺の顔をじっと見た。

「本当に大丈夫なんだな」

「うん。もう戻ろ。心配かけてごめんなさい」

 アイシャは立ち上がるとぺこりとお辞儀をした。なんだかそれがいやに他人行儀な仕草にも見え、俺は正直妙に気に食わなかった。

 

 パブへと戻ろうとすると、向こうからジャミ公とファラが二人でこちらへと来るのが見えた。あちらもこっちに気付いたらしく、目がちょうど合うと同時に、ジャミ公が軽く手を振った。

「なんで外にいるんだ?待ち草臥れちゃった?」

 ジャミ公は苦笑いらしき表情を少し浮かべていたが

「いや、そうじゃねえ。アイシャがちょっと気分が悪くなっちまったというから、ここで涼んでた」

 俺が経緯を説明すると、ジャミ公は一緒にいるファラの顔を見て

「ホラ見ろ、ガキはパブなんてとこ行くもんじゃねえんだよ。帰れ」

 そう話を振られたファラは

「別にお酒飲みに行くってわけじゃないだから。っていうかあたし、もうお酒飲んだっていい年なんだよ?十八歳なんだよ?」

「バカだろ、お前?さっきも言ったけど、パブで働くって言ったら酒も飲むはめになるのは普通なんだぞ、そんでそうなったらいっぺんに体壊しちまったりとか……なんでそんなこともわかんねえのかよ。酒呑んでもいい歳ならなおさらだろ」

 ファラの言葉に、おそらく堂々巡りしているであろう言葉をファラに返し、ファラはそれに対して「だから飲まなきゃいいんじゃん!何べん言わせるんだよぉ!」と返し、口論が始まった。

「っていうかダウド!お前も何か言えよ!だいたいお前がしっかりしてないからファラがこんなこと言い出すんだろ!」

 よく見ると、彼らの数歩後ろからあのダウドと言う男も付いてきていた。二人の喧嘩の剣幕に圧されているのか、表情はビクビクと怯えたような色をし、「あ、あの……取り敢えず落ち着こうよ……」と消え入りそうな声を発した他は、二人の顔を交互に見るくらいしか出来ないようだった。

「なんかまだ、話は終わってねえみてえだなあ」

 俺は二人の話から口論のだいたいの原因を推測した。自分の大切な女をパブで働かせたいなんていう男はそうそういねえからな。ジャミルの気持ちは分かる。

「その話、今日中に決着つきそうか?」

 場合によっちゃあここに泊まることになるのか?それともコイツごと離脱するはめになるなと判断したかったので、一応聞いてみた。

「俺はもう話すことは全部話したぜ」

 ジャミルは憮然とした顔で、ファラを見た。

「あたしだってもう話すことなんてないよ」

 そう言うとファラも憮然とした顔をして、早足でパブの中へと滑りこんでいったのだ。

「あっ!コラ!!」

 不意を突かれてファラをパブの中に入れてしまったことにジャミルは舌打ちをし、急いで彼女を追いかけ中へと入っていく。ダウドも急いでそのあとを追った。

「……やれやれ。こりゃあ終わりそうもねぇな」

 俺は軽くため息を吐いて、ふとふたりのやりとりをただ呆然と見つめていた赤毛に声をかける。

「俺たちも入るか」

 赤毛は無言でこくんと頷き、俺に着いてゆっくりとパブへと入っていった。

 

「アイシャさん、大丈夫ですか」

 元の席に戻ると、ゲラが真っ先に赤毛の顔色を見て心配そうに尋ねる。その席にはバーバラとエルマンの姿は無かった。出てきたのを見ていないから、別の席にいるのだろうか。

「うん……大丈夫。ごめんね、ゲラちゃん」

 赤毛はにこりと笑ってみせたが、いつものような元気のある笑顔ではないように思える。

「気分が治ったならいいのですが。しかし今、ジャミルさんが入ってきましたが……ファラさんも一緒に」

 ゲラが、そう言いながらカウンターの前に視線を送った。俺たちの座るテーブルの隣にちょうどカウンターがあるのだが、そのカウンターの奥にいる女将と、ファラが何やら話しているのが聞こえた。俺は、なんだかややこしい話になってるみてぇだな、と他人ごとのようにゲラに告げた。実際他人ごとといえば他人ごとなんだが。

 

「だからね、この前言ったでしょう?ファラのお母さんに許可を頂かないとうちでは雇えないって。許可したって話はもらっていないよ」

 酒やけした低音のハスキーボイスの女将は、雇ってくれと懇願するファラをじっと見つめながら落ち着き払った態度で静かに告げる。

「どうして?あたしもう十八なんだから、親の許可なんていらないはずだよ」

 ファラが困惑した表情で女将を問い詰めるように迫っていた。

「パブじゃお前みたいな色気のない女、必要じゃないんだよ。それを遠回しに言ってくれているってのに、わっかんないかなあ」

 ジャミ公は茶々を入れるように後ろからそんなことを言い邪魔をしている。ダウドという男は、それを見ながらオロオロとしているばかりだ。

「うるさい!黙っててよジャミル!!」

 ファラのイライラはついにピークに達したようで、ジャミルに怒鳴りつけた。そこに、パブにいた別の男が野次のような声を飛ばしはじめる。

「ジャミルよおー、そりゃあ言い過ぎたぜ。ファラは最近特にいい女になってきてるじゃねえかー。俺は大歓迎だぜ?ファラがここで働くんだったら毎日会いに来て口説いてやるけどなあー」

 どうもジャミ公やファラと顔見知りらしいその男は、そんなことを言いながら、酒を煽っていた。ジャミ公はそいつに鋭い視線を飛ばしたかと思うとつかつかとそいつの側まで歩み寄り、その椅子を蹴り飛ばした。豪快にすっ転んだその男を見下ろしながらジャミ公は「ッザケンじゃねえ!どサンピンのアル中が!!」と啖呵を切り、倒れた男の上に更に飲みかけの酒をぶちまけたのだ。そんなジャミルにパブの中は一斉に歓声が沸き起こる。

「てンめえ……ッ!ジャミルッ!!なにしやがる!!??やんのかコラ!!」

「なにがやんのかだ!先にケンカ売ったのはお前だかンな!?ブッ殺されるたくなきゃ床に頭こすりつけて謝れ。それなら赦してやるけどな?!」

「ほざけこの野良のコソ泥野郎が!表出ろ!!」

 などと啖呵を切り合いながら二人は店を出て行く。

「あれ、ほっといていいの……?」

 アイシャはそんな男どもの剣幕に心配気な顔をしていたが

「ほっといていいのよあんな奴!!」と、ファラはなんとも思っていない様子だ。

「あいつの性格からして、勝ち目のねえケンカなんてしねえだろ。ほっとけ」

 俺がそう言うと、アイシャはまだ心配気な顔をしながら、「う、うん」と小さく返事をした。そこへため息をつきながら、女将はファラへと話しかけた。

「ねぇ、ファラ。あたしはね、何もあんたが役に立たないからなんて思って断ってるんじゃないのよ。あんたの容姿なら普通の飲み屋なら大歓迎だと思う。だけど、あんたのお母さんはあたしと同じ女給してた仲間でね。あんたのお母さんもいい女だったから最初はちやほやされたけど、だんだん色恋沙汰の絡みで苦労するようになって、同じ女給仲間でもいじめられたりして、挙句体壊してやめたのよ。あんたにそんな苦労させたくないの。わかったげて」

 女将はファラの顔をしっかりと見ながらそう諭すのだが、ファラはまだ納得の行かない様子で険しい顔をしている。

「でも、これ以上あたし、ジャミルやダウドの世話になって生きてくの心苦しいし、何より情けないんだ。もういい年なんだから、あたしがちゃんと働いて母ちゃんに楽をさせてあげたいんだよ……」

 苦しそうな表情で、ファラはそうこぼした。

「だったら、いっそのことさっさとジャミルと一緒になっちゃえば?そうなれば心苦しいことなんてないじゃない。あんたのお母さんも、女給をやめてすぐにあんたのお父さんと出会って結婚したんだし。あんたのお父さん、ジャミルをすごく見込んでて後継者にしたがっていたしねえ」

 女将のその言葉にファラは顔をみるみる真っ赤にさせ、「そっ、そんなんじゃないんだよお、あたしとジャミルは!やめてよお!」と必死に否定していた。

「あら、そうなの?あたしはてっきり、そういうことにしか見えなかったのだけど。あのジャミルの剣幕を見たら、誰だってそう思うじゃないのよ。ねぇ」

 女将は突然こちらに話を振ってきた。俺は苦笑して肩をすくめたが、赤毛は「あたしも、そういう感じだと思ってたんだけど、やっぱ違うの?」とファラに尋ねていた。

「だから、アムト神殿でも言ったけど、違うんだってば。ジャミルは、あたしの事妹としか思っていないみたいだし……」

 返事をするというよりも、最後の方はひとりごとを言うように口ごもり、やがて言葉を失ってしまった。しかしどう見たって両方脈ありのくせして、どうなってんだと思うが、他人の恋路のことなど口出しする趣味はないものだから俺は無言を貫くほかなかった。

「この世界はすごく厳しいのよ。百人いたら六割は体を壊して辞めていくし、三割は娼婦にまで落ちぶれてく。残った一割はのし上がって金持ちに見初められて辞めてくラッキーなのもいるけど、踏ん張ってあたしのように店を持つか、いいところで見切りをつけるかのどちらかよ。あるいは、色恋沙汰で恨まれて殺されるような子だっているの。そんな世界を見てきたんだから、どんな親だってにそんな目にあってほしくないって思うのは当たり前なのよ。なまじファラは顔がいいから余計ね……辞めどきを間違ったら本当に地獄だよ。この店に女の子を置かないのは、そういう子を見るのが辛いからなのさ」

 ファラはそんな女将の話を聞いて、何も言えずにいたようだった。

「ま、今はしばらくジャミルの厄介になってなさいな。あの子がそうしたいと言ってくれてるうちはね。もう少しふたりとも大人になったら、見えてくるものもあるんじゃない?」

 女将はファラの頭をひとなでし、話を終わらせようとしていたようだ。ファラはまだ少し屈託があるように思えたが、うなだれ、何かを考えているようだった。その時だ。女将は俺の顔をじっと見て

「あら?よく見たらお客さん。こないだ『影』の依頼を受けた人じゃないのかい?」

 と言う。影と言うのは、ここのカウンターの隅でいつも待機している謎の男らしい。確かにその依頼を受けてかつて俺は、アムト神殿に入りファラとアイシャを救出したのだった。いかにもそうだが、と俺が言うと、女将は微笑い「じゃあ、よかったらまた新しい依頼があるみたいなんだけど、請けてみたい?もちろん今回も『影』が持ってくるんだから、やばい仕事なんだけど……」と、唐突に仕事の話を始めたのだった。

 そこへ、ジャミ公が舞い戻ってきた。見たところ全くかすり傷もついていないようだ。

「ジャミル、無事だった?」

 ファラは戻ってきたジャミルを心配し声をかけると

「あんな足元もおぼつかねえアル中が俺に指一本触れられるわきゃねえだろ。勝手にすっ転んで這々の体で逃げ帰っちまったよ。莫迦な奴」

「そう……」

 ファラは安堵した顔をしたが、下を向いて黙ってしまった。

「まだここで働くの諦めきれねえのかよ」

 不機嫌そうなジャミルの言葉に、ファラは小さく顔を横に振ると

「……家に帰って、もう少し母ちゃんと話してみるよ」

 と小さく告げた。

「……そっか。そうしな」

 ジャミルはその言葉を訊くと幾分ホッとした顔をし、ファラの肩に手を置いた。女将もほっとしたのか表情が緩んで、二人を見守っている。そしてため息を短く吐くと、改めて俺たちの方に向かい「ああ。依頼の話を聞きたいならあのお客に話しかけてみて」と教えてくれたのだった。

「なになに、仕事なのか?」

 ジャミルはその話を聞き逃さず、こちらへと駆け寄ってきた。俺はゲラやアイシャ、そしてクローディアにも確認し、『影』のところへと話を聞きに行った。そいつは前いたのと同じ奴だったように思う。俺たちの顔をジロジロと見ながら何かを考えていたが、ようやくとこう切り出したのだ。

「……この話は大変なお方からのご依頼だ。覚悟しておけよ。北エスタミルに行くが、準備はできているか」

 どうやらその場で話し難い依頼のようで、俺はどうするよ、と一同に尋ねた。特にジャミルにだ。

「俺はまぁファラの件は一応解決したし、用は済んだからいつでもいいぜ」

 と言う。この街はジャミルの用件のために寄っただけなのだから、一同今すぐ街を離れることに異存は無かった。

「そうか、じゃあ付いて来い」

 『影』の先導によって、俺たちは船に乗って北エスタミルへと到着した。

「いいか、何も言わず、黙って付いて来い。

 『影』はそう低い声で言うと、街の中心へと歩いて行く。そして巨大な宮殿にたどり着くと、その通用口のような場所から見張りに声をかけ、入っていった。

「ここって……。まさか、依頼者って」

 ジャミルは怪訝に顔をこわばらせる。その北エスタミルにそびえる巨大な宮殿は、この国を統治する者の城なのである。それはつまり、あいつがいるということだった。

 しばらく長い廊下を歩くと、立派な扉が現れた。

「くれぐれも、失礼のないようにな」

 『影』はそう告げると、扉を開いて「依頼を請けてくれると言う者達を連れてまいりました」と低い声を上げる。玉座の側に、明るい緑色の服を着た男が向こうを向き、立っていた。

「よくぞ来た。わしはクジャラートのリー、ウハンジだ!」

 くるりと踵を返し、その男はこちらを向く。そしてその顔は途端に引きつったものとなった。「げっ…………お、お前らだったのかっ……」と小さな声でうめいた声も漏れ聞こえてくる。

「よっく覚えてるぜ、ウハンジ『様』!」

 ジャミ公は嫌味たっぷりに、そう返事をしていた。その顔に笑いはなく、ファラの時の恨みは消えていないように見えた。俺にとっても二度と会いたくないツラだったが、それはウハンジにとっても同じだったようで、しばしどうしようかと考えているように眉間にシワをよせている。俺はふと気になり赤毛の顔をちらりと見てみると、何故かあいつも、こちらを見て気にしているようだった。目が合ったので、まぁ、いいよなという意味で軽く頷くと、赤毛も同じように頷き返したのだった。

「……まあ、よい。わしの頼みを聞いてくれ」

 仕切り直しでもするようにウハンジは咳ばらいをひとつすると話を始めようとした。俺たちでもいいから頼りたいとは、よほど切羽詰まった用件らしい。

「―実は、わしのかわいい娘がさらわれたのだ」と奴は切り出す。

「あんた、娘がいるのに、あんなことやってたのか?」

 俺は思わずそう切り返していた。自分には年頃の娘がいるのに、その一方で若い女を集めてハーレムを作るとは、あきれ果てた奴だ。

「いや、それは、その……、それとこれとは別問題だ。そんなに突っ込むな!」

 ウハンジは一番言われたくないことを突かれ明らかに狼狽していた。ここはコイツを糾弾する場じゃない、と思い直し、「心当たりとかは無えのか」と尋ねてみた。するとウハンジは

「心当たりが多すぎて、いったい誰が犯人だか見当がつかんのだ。エスタミルの盗賊ギルドの仕業かもしれん。タルミッタの反対派がやったのかもしれんし……」

 と頭を抱えていた。このじじい、方々で相当恨みを買ってる人物なのだろう。統治者ならある程度そんなこともあるかもしれないが、買わなくても良いような余計な恨みも人一倍買ってるんじゃねえかという気がする。

「とにかく、なんとか探しだしてくれ!あれがいなくては、わしは生きて行けん……褒美ははずむ。だから、頼んだぞ、いや、頼む」

 ウハンジは最後の方には悲痛な声を上げて俺たちに懇願したのだ。その必死さに、やはりこんな男でも実の娘はかわいいのかと一瞬思ったが、どうも違和感ばかりが募った。しかしそれは別として、依頼としては悪くないように思えたので、請けてもいいかと思い始めた。するとすかさず横から鋭い声が飛ぶ。

「請けてもいいぜ。ただし、必要経費をよこしな。前金でだ。調査をするにも色々先立つモノが必要だからな」

 ジャミ公はニヤリと笑い、ウハンジにそうふっかけたのだ。

「必要経費、か……ウームそうだな、五百でどうだ」

 ウハンジは予想外の交渉を持ちかけられ、驚きつつも実に渋い金額を提示する。

「ざけんじゃねえよ、たったの五百ポッチで何ができんだ。二千は必要だ。『娘さん』が大切ならな!」

 ジャミ公は強気に、四倍もの金額をふっかけた。その顔は自信満々だ。腕組みをし、ウハンジの目をじっと見ながら威圧感を出している。どうやら奴の中には明確な勝算があるらしい

「足元を見やがって……このコソ泥が」

「はぁい?何か言ったかい?」

「いやっ……分かった。なんでもしよう。二千だな」

 ウハンジは足元の箱から金貨の袋を出し、こちらへと投げた。

「いいか、頼んだぞ。前金までせびっといてダメでしたなんて言ってみろ、お前は一生エスタミルのお尋ね者にしてやる」

「へいへい!任せといてくださいよ!ウハンジ様。それじゃしつれいしまーっす」

 ジャミルは金貨の袋を拾って俺にぞんざいに渡すと、足早に部屋を出て行く。俺たちも用は済んだので部屋から出て行こうとすると、アイシャは、話が終わって玉座にどかっと座り頭を抱えているウハンジをしばし見つめている。

「どうした、行くぞ」

 俺が声をかけると「う、うん」とアイシャは慌ててジャミルの後ろへと駆け寄っていった。

 

Last updated 2015//9/16

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